- 東京アメッシュ利用上の注意事項
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レーダー雨量計システムは、その反射エコーを観測していますが、様々な要因により
実態とは異なる反射エコーを観測することがあります。
可能な限り除去に努めていますが、完全に除去するのは困難なため、観測精度が低下する
ことがあります。
また、機器の予期せぬ障害等により、予告なく観測を停止したり、観測精度が低下する
ことがあります。
○降雨減衰
雷雨や集中豪雨などの強い降雨がある場合、電波が遮蔽されたり、減衰してしまい、
その先の降雨を観測できなかったり、実際の降雨よりも弱く観測されてしまうことがある。
○ブライトバンド
気温の低い上空において、雪が融けて雨に変わる途中の状態を観測した場合、反射
エコーが強くなり、ドーナツ状の表示になることがある。
○グランドクラッタ
地上の建物や樹木等の反射エコーを観測してしまう。また、波しぶきなどのシークラッタ
や鳥の群れなどの、降雨以外の反射エコーを観測してしまうこともある。
○電波干渉
他のレーダーが発射する電波との干渉で、実際にはない雨を表示することがある。
○異常伝搬
大気の状態に応じて、レーダーから発射した電波が直進せず曲がってしまい、地上の
建物や地表面を観測してしまうことがある。