レーダー雨量計システム

電波の直進性と、障害物に当たると反射する性質を利用して、物体の位置や性質を識別するのがレーダーです。

レーダー雨量計システムは、レーダービームの反射波の中から、山岳などにぶつかった不要な部分を除去し、降雨からの反射波だけを抽出する能力を持ったもので、 探知した降雨の強さや分布状態を計算機で算出し、これを下水道施設の運転管理に適したデータに加工して表示します。

東京アメッシュは、中央処理・配信処理装置を中心に、東京の2つのレーダー基地局(港レーダー、稲城レーダー)と地上雨量計(下水道局、建設局)、端末局から構成されたレーダー雨量計システムです。

レーダー雨量計システム 一般気象情報 稲城レーダー基地局 中央処理・配信処理装置 地上雨量計 インターネット 端末局
気象情報
気象会社から送信されるデータを受信、雷や台風などの気象情報も端末局で見ることができます。
稲城レーダー基地局

多摩地区を中心とした降雨状況を観測し、降雨強度データを1分ごとに中央処理装置に伝送します。
中央処理・配信処理装置

両レーダー基地局から送られてきた降雨強度データと気象庁レーダーの降雨強度データの合成処理を行い、各端末局などに配信します。
地上雨量計

下水道局、建設局の地上雨量計で観測したデータを中央処理装置に伝送しています。
インターネット
業務用として使用している気象情報のうち、5分ごとのレーダー観測情報及び東京地方の注意報・警報をインターネットで公開しています。
端末局
中央処理装置から送られてきた降雨強度データを受信し、レーダー観測範囲の降雨状況や一般気象情報を表示します。
東京アメッシュは、観測データや気象会社から送られてくる様々な気象データを高精度にわかりやすく表示する グラフィカルインターフェイスを備えています。
グラフィカルインターフェイス

アメッシュ基本画面

広域レーダー(全国表示例)

落雷情報

台風情報
図中の詳細ボタンにカーソルをあてると、それぞれの詳細説明をご覧いただけます。